古くよりある数多の取り決めや法にまもられていた国。
王政。
電気やガスなどのインフラは無く、機械機構と呼べるものは完成していない。
馬車がメインの移動手段であったりするよくあるファンタジーと中世ヨーロッパを足したような雰囲気
同じ世界に存在する国…海の国
詳細
何か問題がある度に様々な法を取り決めながら歴史を重ねていた国。
それらが粛々と積み上げられてきたために、法による制約での動きにくさはあるものの一定の治安と平穏を保っていた。
その法の多さ故に改めて精査される機会も少なく、王政や役人達にとっては改正する程度ではなかったために、多少なりとも歪さを含んだ法に影響を受けるのは一般の民たちであった。
職による格差や年齢による発言力の強さなども決められている。
かなり強めの保守志向政策の国。
刺激の少ない日常を過ごす民たちに、法を守らなかった者の末路という見せしめと見世物という意味も含め不定期で公開処刑を執行している。
処刑方法はオーソドックスに断頭台。
顛末
後に アマネクツミ と呼ばれる事になる大罪人にささいな冤罪をかけたことが切っ掛けで、ソレに国の仕組みや法について長年に渡って執拗に問い詰められたり、死刑執行直前に逃げられたりと泥を塗られ続ける事になる。
問いかけに答えられなかったり、何度も罪人に逃げられる事態に次第に民声も法や王政に疑念をいだき始めた。
早急に事をおさめたかった王政・他の上位職の者たちはアマネクツミを罪人の流刑地アンジニティ送りにするために、逃げられないよう街ごと魔法で拘束してそこに住む住人達もろともをアンジニティへと堕とした。
たった一人のために街1つを国から移転・消滅させた行動に多くの民たちは、法を守らなかった!と失望し、各地でクーデターが起きた。
法は人の手によって破られ、律法の国と呼べないほどに荒廃してしまった国は穏やかに消滅した。